ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#03 ライヴ・イン・ザ・ダーク

プラネタリウムへ行きました。Salyu(さりゅう)がかかわっているということしかわからない、情報がない状態で、東京スカイツリーの会場に初めて来ました。

『LIVE in the DARK tour w/Salyu
presented by コニカミノルタプラネタリウム

会場: コニカミノルタプラネタリウム”天空”
2020年2月27日(木)19時30分開演

プラネタリウムのドームの前方に、小さなステージがある光景は、たぶん初めて見ます。Salyuと、羊毛=市川和則(ガットギター)、須長和広(ウッドベース)の3人編成。僕は少し遠くにいたので、Salyuの顔は暗くてよく見えませんが、今回はそれこそがユニークで楽しいのです(笑)

 

夕焼けの雲が浮かぶ空の景色が、曲が進むにつれて、星空となり、やがて月が見える水底だったりしたように覚えております。

 

1 飽和

2 光りの束

3 再生

4 コルテオ ~行列~

5 VALON-Ⅰ

6 体温

7 landmark

8 messenger

9 to U

 

Salyuの歌声は健在でした。そして、聴いたことのある曲をもう一度、自分が一番好きで知っている時のようにタイトルから歌詞から、曲の全体のうねりから、あの時のように思い出せました。

 

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天空の入口に、Salyuあり。

 

新型コロナウイルスのニュースがひとりひとりに厳戒態勢をとらせているなかで、お越しいただきありがとうとの話。これを僕が書いている28日金曜日の、この時間に、LIVE IN THE DARKの最終の公演が行われていますが、この後、このプラネタリウムも、全国のいろいろなイベント会場と同様、上映休止に入るようです。

 

そんなときも、騒ぎすぎないように、との趣旨で話されました。宇宙の存在を頭上に感じながら、今回の演奏された曲たちをひとつの大きな曲としてとらえてほしいと。
実は、何年か前、池袋のプラネタリウム”満天”のほうで、Salyuのナレーションで、そちらは星座の話が聞ける番組を見たことがあります。今回は、その点は趣向は異なるのですが、プラネタリウムと音楽演奏とが融合して、これがまた、Salyuの音楽表現に新しい地平を開くことを予感させると同時に、そういえば、空を仰ぐことがなくなって久しいなあと、ふと思わせてくれたのでした。

 

Salyuが今回話した通り、Salyuは、Lily Chou-Chouリリイ・シュシュ)としてデビューしてから活動20周年、Salyuとして15周年となるわけです。”小さくはない”節目を、”元気で会えて”、そう、僕はいまだに、Salyuをこうしてライヴで見ていられることをうれしく思います。

 

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27日夜の東京スカイツリー

 

今日も、スカイツリーソラマチに来ました。今日は、プラネタリウムは入りませんでしたが(当日券はないくらい盛況だったようで何よりです)、東京の夜、程よい人の賑わいの中にいました。

 

この記事が公開される時間には、おそらく最後の上演が終わった時間になるでしょうね。

 

皆が、星空の下、正常なこころを取り戻せることを祈りながら。