ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#04 NON KAIWA FESは行けなかったけど

本来なら、この時間には、六本木で、のんのライヴを観ていたはずだったのですが、新型コロナウイルスの世間への感染拡大の影響で、観客を動員してのライヴは中止となり、私は家でじっとしています。あ、そうだ、トイレットペーパーもないもんで(笑)、余計な動きをしないように努めております。今日はなるべく早く寝たいと思います(笑)

 

今月は、のん(能年玲奈さん関連で、映画を2本観ました。
まず、今年に入っても、時間の都合でなかなか観れずにいた、アニメ作品『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』です。
これの元となる映画『この世界の片隅に』(以下、”前作”については、旧ブログで書いたはずですが、私も結構、ぼーっとしちょりますけん、十分書いていないかもしれませんが(←すみません)、前作は、のんさんの、言ってみれば芸能的な表現活動の再生復興の重要なメルクマールとなったものだけに、本作(”さらにいくつもの”)の公開を、私も、応援チームのひとりとして楽しみにしておりました。

 

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上映する映画館が全国的に切り替わる時期だっただけに観ることができて安心。

 

今月、ようやく観に行って、本作は、前作で描かれなかった原作の場面が追加されている作品だということがわかりました。それらは、250カット、30分以上にわたるものですが、なかでも、私にとって印象的だったのは、すずとリンの長い対話のシーンです。全体のテンポに比して、二葉館の前で再会するシーンは、多くのことを示唆しているように、時間の流れがゆっくりとする感じがします。のちに、桜の木に二人で登るシーンも、前作に新しい息吹を吹き込んだように思えると同時に、リンの存在とは何なのか、ただリンが、すずとは幸せの尺度も女性観も違う、というだけではおさまらない何かを提起される想いがします。

 

 

さて、時間は過ぎて、2月も後半、連休のうちに、東北へ行きました。

昨年、私ysheart自らも映画撮影に参加させていただいた(ボランティアエキストラですが)映画の先行上映が、八戸、盛岡、名取(仙台の隣)などで行われ、私は、名取のイオンシネマに観に行きました。

 

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先行上映。私の出演シーンがあるかどうかが実は最大の関心事!?

 

星屑の町』という作品です。私は、エキストラとしての撮影時のロケ現場の様子と本作品での場面の様子を対照させながら、ああ、ここはこうだったのかと、その印象の変化を楽しいと思いました。僕は、今回のエキストラ出演については、映画の中に自分を見つけることができてうれしかったです(笑)これまでも何本か出演しましたが、公開されて実際には映った場面がカットされていたりしますが、今回はよかったです。もっとも、エンドロールには、エキストラのクレジットはされず、それが少し寂しかったですが。

 

『この世界の・・・』から、のんさんを見ていると、この映画でも、のんさんが、自分の想いをうったえに楽屋に乗り込んでいくときの声など、すっかり、なじんで、怒っているシーンでもどこかほのぼのしてコミカルで、心を朗らかにしてくれますね。

 

のんさんは、余分な表情や台詞の言い回しをしないで、淡白なようで、そうではなく、必要なことを鮮やかに伝えてしまう演技だなと思います。自転車をこぐ最初のシーンから、それだけで伝わってくるものがあり、他方、それ以上に何かを読もうとしなくていいんだと納得してしまいます。

のんさん以外のキャストの皆さんも、それぞれ人物の個性予想以上にタイトに演じていらっしゃったと感じます。

 

上映後の舞台あいさつで、のんさんは、東北は、ロック歌手としても、それ以外でもこれまで何度か来ているという趣旨の話をして、その中で、東北方言の訓練についても話してくれました。出演した菅原さんが録音したものを聞かせてくれて、それを用いて練習したようです。でも、司会進行のアナウンサーさんもおっしゃったように、本当に東北の人のように話していて、本当に自然に感情が移入できます。

 

退場の時、ふりかえってこちらに手を振ってくれました。

来月(3月)の無観客ライヴの放送は、時間や設定環境など合えば、ぜひ見たいと思っています。

 

※ここでいったん本記事は公開しますが、今後、加筆・補正の可能性があります。