9月27日、ロック少年ハート(←自分のこと)が戻ってきた編。邦楽・洋楽を問わず、本格的にロックのライヴを観に来たのは、久しぶりな気がする。人間椅子は、日本が世界に誇るハードロック/ヘヴィメタルの3ピース・ロック・バンド。結成32周年。以前のブログでライヴレポートした際(2019年)にいろいろ書いたはずなので、詳しくは書かない。今日のことを中心に。
『苦楽 ~リリース記念ワンマンツアー~』
Zepp DiverCity(TOKYO)
18時30分開演。
SEは、「此岸御詠歌」。
1 夜明け前
2 神々の行進
3 杜子春
4 宇宙海賊
5 無限の住人 武闘編
6 洗礼
7 恐怖の大王
8 人間ロボット
9 恍惚の蟷螂
10 疾れGT
11 暁の断頭台
12 至上の唇
13 超自然現象
14 ダイナマイト
ENC
15 ねぶたのもんどりこ
16 無情のスキャット
久しぶりだし、僕は普段人間椅子ばかり聞いていた訳でないから、昨日・その前からCDで復習・予習をしてきた。ネット上ですでに、青森と仙台のセットリストがあったのでそれを軸に、いろいろ聴いておいた。新作『苦楽』と、あとはベスト盤。
その青森・仙台と違ったり、どちらかで演奏されなくて再び演奏されたりしたのは、2、6、7、11、13、14、15。
今回演奏された曲で、『苦楽』収録は、1~4、8~10、12。2は、新作の2曲目で結構いい調子で好きな曲で歌詞も勢いがあるので、良かった。3はイントロがなかなかよい。和嶋さんが、文芸シリーズ、芥川龍之介の、と紹介した際、お母さん、と歌うのがいちばんうまいのは遠藤ミチロウだと。それに次ぐように歌いたいと。(僕は今でも、あの歌はわからなくて、わかろうともがいていますが、もがき方が足りないようで、ずっとさまよっております。あの歌を超えられるお母さんへの歌唱はたしかにそんなにないかもしれません)
4は、テルミン奏者の和嶋さんとその音色と照明とが、新しい世界を作り出しているように見えた。僕は、いかにもハードロックな音も好きだが、こういった宇宙的な、シンセサイザーに近い音が入ってくるのが好きなので、4は大いに楽しめた。
12は、ノブさんの歌唱。ノブさんが言っていたように、コロナ禍でこれだけのお客ちゃん←が入ってライヴができるのは素晴らしいことで、まさに、”これが成功すれば次へつながっていく”ので、コロナ対策はそれぞれの人がしっかり心がけていかなければならないなと思う。
15は、祭りのイメージで、予習しそこねた曲。ただし、これが収録されている前のベスト盤はかなりの割合聴いていた。ともかく、良い曲をアンコールに持ってきたなと感じた。
鈴木さんのひゅるるるは、単に口癖だったのか…白塗りの入道のキャラ設定上、行っているのだと思っていた(笑)しかし、これからもやってほしい。(笑)
20時40分ごろ終演。
いいライヴだったし、だいぶ、良い意味でポップな印象で、しかし、相変わらずパフォーマンスは、世界の人に見てもらって誇りに思えるレベルで、いまちょうど誰でも聴きやすい雰囲気の音ではないかと思う。
以上、久しぶりの感覚で観られたロックのライヴレポートでした。
追記(9月28日)
SEを加えておきました。
私が人間椅子のライヴを初めて生で観たのは、恥ずかしながら、2015年11月のOzzfest Japan(千葉・幕張メッセ)です。1990年から知っていたけれど、ライヴはようやく2015年。その時のSEが「此岸御詠歌」。「どっとはらい」などもこの時聴けました。
その後、2019年は、アルバム『新青年』リリース時はSEがそのOP曲でしたが、再び、あの曲を聴くことになった次第です。