19000円。悩みに悩んだ末、日本武道館へ行ってきました。エリック・クラプトンの記念すべき、武道館100回目の公演を見届けました。4月21日、金曜日。
黒澤楽器店 MARTIN GUITAR Presents
LIVE AT BUDOKAN 2023
主催:J-WAVE/TOKYO FM/interfm/FMヨコハマ/bayfm
特別協賛:株式会社 黒澤楽器店 協力:ユニバーサル ミュージック
企画・招聘・制作:ウドー音楽事務所
2023年4月21日(金)18時開場、19時開演
このところの洋楽大物来日ラッシュを象徴する武道館の玄関の景色です。
これが・・・(4月17日)
こう!笑 (4月21日)
私ysheartは仕事が押したので、18時半過ぎに会場に到着すると、グッズ売り場に向かう壮絶な人の隊列(はい、隊列でいいでしょうw)に加わるのはやめて、どら焼きとルイボスティーだけ買ってお腹に入れて、2階立見席に急げ(最近暑いので、急ぎすぎないようにしましたが)。
僕はギター少年でなかったので、エリック・クラプトンの音楽と人生への熱烈な感覚までは持っておらず、洋楽ファンとして見てきたに過ぎませんが、何だか、年齢を重ねるにつれて、自然に聴ける/向き合えるようになってきたかもしれません。
前回初めてライブに行ったのも武道館でした。いつだったか忘れそうでしたが、2019年つまり前回の来日公演だったと、このブログ書いているうちに思い出しました。今回と同様、終盤に「コカイン」歌ってくれたのは覚えています。
そうだ、あの年は、日本の某ミュージシャンがコカインで逮捕されて、世間が騒がしかったのでした。HMV店舗で萩原健太さんがトークイベントにいらっしゃって、それに関連した話をなさってコカ~イン!て一瞬歌われたのも覚えておりますから、2019年ですね。・・・そんな話はどうでもいい←。ライブレポ(感想)へ。
19時開演!
Electric set
1 Blue Rainbow
2 Pretending/プリテンディング
3 Key to the Highway/キー・トゥ・ザ・ハイウェイ(ハイウェイへの関門)
4 Hopochie Coochie Man/フーチー・クーチー・マン
5 I Shot the Sheriff/アイ・ショット・ザ・シェリフ
新しいインストゥルメンタル曲でクラプトンの哀愁あるギターの音色が響いて、幕が明けました。その次は、1989年『ジャーニーマン』から。80年代洋楽が好きでこの曲も好きです。ブルースのスタンダードが2曲続いて(3は、デレク&ザ・ドミノスのアルバムにも収録)5は、70年代の大ヒット曲。ここまでが、エレクトリックギター編。
クラプトンのライブで、ブルースのスタンダードが聴けるということに、僕の場合、ブルースが面白いと思った2018~19年に感動しても良かったはずですが、今回のほうがおそらく、もっと強く感動できています。
Acoustic set
6 Kindhearted Woman Blues/カインドハーテッド・ウーマン・ブルース
7 Nobody Knows You When You're Down and Out/だれも知らない
8 Call Me the Breeze/コール・ミー・ザ・ブリーズ
9 Sam Hall/サム・ホール
10 Tears in Heaven/ティアーズ・イン・ヘヴン
11 For Kerry
ロバート・ジョンソンの名曲、スタンダードで『いとしのレイラ』(デレク&ザ・ドミノス)にも収録(ただしエレクトリックで)の7「だれも知らない」、J.J.ケイルのカバー、英国のトラディショナル・フォークの9と続いた後は、僕が1991年当時リアルタイムで、クラプトンの全米チャート上位曲を聞き届けた名曲「ティアーズ・イン・ヘブン」!
この哀愁と、91年当時の僕にはか細い声で話しているように聞こえたクラプトンの歌唱とが印象に残った10でした。
11年前、僕がポーランドの東南部の街の路上で、これを演奏している方がいたのを覚えています。
なお、今回、曲間の一部の、ポール・キャラック演奏するハモンドオルガンのメロディが、プロコルハルムの「青い影」で、ちょっとうれしかったです。小学校の卒業生入場の際に使用されていました、当時の私の母校では。
そして、オリジナルのインストゥルメンタル曲の11は、亡きモニターエンジニアのケリー・ルイスを悼む曲であると、amassのサイトで読みました。
Electric Set
12 Badge/バッジ
13 Wonderful Tonight/ワンダフル・トゥナイト
14 Cross Road Blues/クロスロード
15 Little Queen of Spades/スペードのクイーン
16 Cocaine/コカイン
アコースティックも風情があって時間がたつのを忘れそうでしたが、再び、エレクトリックギターのセットリスト。クリーム(12,14)、ロバート・ジョンソンの曲(15)、「ティアーズ・イン・ヘヴン」と同時期だったか、昔の曲が再びヒットした「ワンダフル・トゥナイト」などバラエティーに富んだ曲構成で、それを最後に、「コカイン」で締めくくりました。2019年の再来か!?と思ってしまいました。
ENC
17 High Time We Went/ハイ・タイム・ウィ・ウェント
アンコールで出てくる前に、ウドーの方のMCで、エリック・クラプトンに100回記念を讃え、武道館の方からも、花束をもらっていました。
そして、その後、15日・18日・19日と同様に、「いとしのレイラ」で締めるか、と思いきや、上記の3日間と同様に、ジョー・コッカーのカバー(これは、ハモンドオルガン担当のポール・キャラック!のボーカルを堪能しました。
さあ、100回記念だし、この後・・!?とも思ったのですが、以上をもって、で終演;
午後20時50分終演!
まあ、ポール・キャラックののびのびした歌声が聴けて、満足したことにしますね←
外に出ると、本降りに近い雨でした。仕事帰りのスーツが湿気を含んでしまい、心配で物販どころでなくなり、急いで、九段下駅に向かいました。
☆
メンバー:ネーザン・イースト(ベース、ボーカル)、ソニー・エモリー(ドラムス)、ドイル・ブラムホールⅡ(ギター、ボーカル)、クリス・ステイントン(キーボード)、ポール・キャラック(オルガン、ボーカル)、ケイティ・キスーン(ボーカル)、シャロン・ホワイト(ボーカル)
☆
あのギタリストのドイルさんという人も、クラプトンとともに弾くギター素晴らしかったですね。
おまけ。
そして今日も、クラプトンの公演、101回目ですね。
僕は、昨日寄らなかった物販に先行物販14時開始、にとらわれて九段下に来ましたが、14時少し前に武道館に到着してもなお、横3人くらいの長い列がすでにあったことには驚きましたよ(笑)
何という商魂たくましい!
僕は今回、15時には武道館を離れるべきだとイメージしました。15時以降に別の用事があったためです。
しかし、進むには進むのですが、ようやくテントの場所に着いて、フェイスタオルとプログラムを買う頃には、15時を回っていました。まあ、ともかく、時間の進行を自分なりに一生懸命、想定して、だいたいその通りで、支障なく次に向かうことができたのはほっとしました。
クラプトンのライブも、前回記事のドゥービー・ブラザーズ、そして、先月のブライアン・アダムスとともに、高くても今回は観に行こう、と思った催しの一つに選んだものです。
例えば、今月はボブ・ディランもありましたが、A席ですら2万円を超えており、自分でもっとディランの音楽の楽しさをもっと認識できることを優先的に考えたい!と思っているうちに、終わっていました←←笑
これで当分は洋楽から解放されよう。
素晴らしいアーティストのライブを、できるだけ長い期間その余韻に浸ろうという考えで、向き合っていこう、と最近のysheartは思います。
☆☆
21日午後11時58分ツイート。
【コカインが来た代わりに、レイラは来なかった。かえって清々しい。帰りは雨に降られた(雨傘広げた絵文字)いい日だった。武道館100回目おめでとう(クラッカーの絵文字)#EricClapton】
☆☆
クラプトンの武道館公演は、今日が終わって、あとは24日のみ。行く皆さんは楽しんできてくださいませ。
では、ysheartの長い旅、また次回!