ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#167 荒木町ラプソディー

東京まだ梅雨入りしてないかな暑い日が続いてますね。

 

6月も後半ですが、ysheartはこのところ忙しいのとPCに向かう気力がないのとで、記事の材料が大渋滞であります。ようやくアウトプットする気持ちになったので、少し前のできごとですが、”蔵出し(?)”第一弾は、演劇レポからお送りします。

 

出でよ!工藤すーちゃん!

 

シアターX(カイ)提携公演

舞台 荒木町ラプソディー

劇場:シアターX(カイ)(東京・両国)

2024年6月1日(土)~6月9日(日)全12公演

※私が観たのは、6月4日(火)18時30分の回

 

両国シアターカイにて、全12公演、終了。おつかれさまでした。

 

原作:佐々木譲(文春文庫『地層捜査』)

脚本・構成・演出:高橋征男

音楽監督:中村夏子

振付:世理/永田浩司

出演:中丸新将遠山景織子、白石康介、川原美咲、さがね・まさひろ(X-GUN)、フラワー・メグ、白井真木、古川がん、鶴忠博、成田あすか、近藤奈保希、あだちあさみ、藤原基樹、高橋風香、松若瑞峰(松若流家元)、江藤潤、美羽、工藤菫田中涼、大迫一吸、平島渉伍、赤井智哉、石井修斗、畠中楓太、櫻井結衣、鈴原早織、清水彩禾、本橋更紗、三木友衣佳、天花(下田芸者置屋桝家)、奈美(下田芸者置屋桝家)、まみよ(歌手)

 

迷宮入りとなっていた元芸妓・小鈴の殺人事件の時効が廃止され、元ベテラン刑事と敏腕な若手刑事が組み、再捜査を進めていくミステリーでした。

舞台でミステリーとなると演技が説明ぽくならないか少し心配する私ですが、この舞台は、演劇ならではの空間的視聴覚的な演出がしっかりしていて、推理のほうも理解しながら観ていられて、SNSでも書きましたが、想像以上に面白かったです。

 

声がかすれ気味のメグさんとの掛け合いは、さがねさん抜群の安心感で引っ張っておられ、話の世界に入っていけました。

目当ての工藤菫さんは、若い刑事の妻ですが一言も発しません。よくある刑事ドラマの刑事夫婦の不和な家族模様ですが、セリフがないことでかえって、物語の奥行きを感じさせ、謎めいた物語全体の雰囲気とも融けあって、妻の存在がミステリーの解決を導いたのではとさえ思わせました。

 

キャストの中に、工藤菫さん。(他の皆さん、画像が半端ですみません)

 

私は原作は未読で、犯人は知らないまま観たのですが(笑)、予想通りのあの人が小鈴殺しの犯人でした。退職刑事がそれをあえて見逃そうとするところに、昭和という時代の記憶への未練や郷愁が表れているのかもしれません。普通に考えれば、若い水戸部刑事の感覚のほうが絶対正しいのですが(笑)。

 

この公演は、開演前に、下田芸者さんの演奏と踊りが花を添えてくれました。こういうのをちゃんと観られる機会はそう多くないので、貴重な時間が過ごせたと思います。

 

ひとつ残念なのは、舞台のチラシにあるあらすじの最初の一文がよくわからなかったことです。

《かつて花街として栄えた、四谷荒木町を元芸妓・小鈴の殺人事件の時効が法律により廃止となった。》

四谷荒木町”を”ではなく、”の”ではないかなと思うのです。あるいは、”を”の後に、”凌駕した”とか”風靡した”とか(←少し例が雑ですみません笑)ワードが抜け落ちた誤りではないかとも思いましたが、私にはこれもミステリーとなっております。←

 

今回のキャストの方の多くをわからないのは私の知識不足です。ただ、中丸新将さんは、時代劇や現代ドラマで拝見することが多く、また小鈴を演じた遠山景織子さんは、映画版の『高校教師』の女子高生役でプールに飛び込んでいた記憶があり、このような大人の役を演じられるとは隔世の感があります。

 

そんなわけで、余韻に浸りながら両国の夜を後にしたysheart、どうしても予算がなく、リピーターできなかった代わりに、8日(土)18時半の回の時間にふたたび立ち寄り、パンフレットと工藤さんのブロマイドを購入しました。それで、来たのは2回だけなのですが、千穐楽から1週間が過ぎた今でも、両国の界隈の景色が何だか今日のことのように記憶に残っているのです。

 

工藤菫さん。舞台では、白い現代風の衣装だった。

 

目当ての工藤さんは、すでに、7月の新しい舞台の準備・稽古に向けて始動していることでしょう。いくつもの舞台出演が続いてますが、私がすーちゃんの舞台を観たのは、今回が初めてだったと思います。これをきっかけに、予算を拡充してもっと観に行けたらと思っています。

 

演劇レポは、以上で。

 

シアターカイ周辺の歴史上の風景も興味深い。

 

せっかくなので、今年2024年ここまでの、工藤菫さん応援の記録を記しておきます。

 

まず、2月3日、だいぶ前の話になってしまいましたが、ようやく書けるぞ。

生誕祭が、今年のすーちゃん応援参加の始まりでした。

 

工藤菫生誕祭『すーちゃんのばーすでーぱーちー』

会場:SHAKE-tamari bar-下北沢

 

クリスマスに次いで同じ会場でのイベントでした。

下北沢、私の庭です←←

この時は、すーちゃんの幼少時からの写真を見ながらのトークや最近の話など。

今もアプガ仮の青柳佑芽ちゃんとはよく遊んだり家で話したりするとのこと。

そうだな、アプガ仮もそろそろ観に行きたいな。

 

2月3日、SHAKE-tamari bar-(下北沢)にて生誕祭。

 

この時印象的だった話は、すーちゃんが高校生のころ、演劇をやっていて、そのころの部活動の厳しさについて話していたこと。今の高校生はそういう厳しいことは経験していないみたいで、それが心配になるという趣旨の話でした。

私から見ると今というか平成の後半、21世紀などの小中高生は全体に昭和のような教育よりもずいぶん甘くなっていると思いがちなだけに、ああ、この21世紀だけでも、年長者からみれば最近の後輩はもっと甘い環境にいると見えるのかなあ、と。

 

さて、次に工藤菫さん関連のイベントに参加したのは、先月の町田シバヒロでした。

 

CURRY&BEER FESTIVAL

5月26日(日)

町田シバヒロ

カレーとビール、スイーツの専門店が約30店舗集まって開催。

 

アンバサダーとして菫さんがあいさつ、朝11時。僕は東京の端から小田急で町田市に駆けつけました。この日もよく晴れて、今日みたいに暑かった記憶があります。

 

町田市の芝生の広場にて、カレーとビールのフェス。アンバサダーの工藤さん。

 

菫さんおすすめの牛すじカレーのほか、キーマカレーやラッシーエールを所望!

もっといろいろ試したかったですが、2種類で案外、おなか膨らむもんですね。

この時、アンバサダーの菫さんに一声かけた際に、もらったチラシが『荒木町ラプソディー』であり、ここから、話は6月4日へ、つまりこの記事の最初に話がリンクして、ループするんです(←ループはしない)。

 

写真左がイベント会場。町田市にて。5月26日。

 

以上、演劇レポートという名の工藤菫さん応援記事になりました。

では、また。

 

長い旅2024 つづく

 

 

次回第168話予告 ライブレポだよ(予定)