ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#177 PERSONZ、40周年ツアー!

日本が誇る”世界一の”!ロックバンド、PERSONZパーソンズのライブ。

その結成40周年にして私は初めて観てきました。また、ZeppHanedaという会場でライブを観るのも初めてでした。昨日の日曜日の話です。

 

PERSONZ 40th FLOWERS PERSONZ 40th Anniversary Tour 2024

Zepp HANEDA

2024年7月21日(日)

OP16:15/ST17:00

 

PERSONZ、左から、渡邉貢(Bass)、JILL(Vocal)、本田毅(Guitar)、藤田勉(Drums)。

 

私は来るのを決めてチケット入手したのが先週だったので、2階立見エリアになりました。15時55分ごろから1階の会場前で待ちまして(暑い日でしたが建物の陰になってこの時間帯は涼しくなり始めていました)、開場予定の16時15分ごろにわかに人が集まり出し、指定席のみなさんは一気に長蛇の列と化しました。当日券の方もわずかにいたようです(開演前の会場内、完売していたと思われます)。

 

ところで、その時、客層を見ていたら、(僕は、1980年代末にパーソンズのファンだった若い人たちが40年経って集まって来るのがメインの層だと思っていたのですが)20代から30代と思われる人たちも多く、また、少年少女を連れてきていた親御さんかそのご友人の引率か、そういう人たちもいて、年齢層は幅広いなあと感じました。これは、パーソンズにとっても、日本のロック音楽の発展・継承にも良いことです。

 

ZeppHaneda。上空を航空機が頻繁に飛び立っていきました。羽田空港が近いのです。

私自身も少年ハートのころから20代にかけて、パーソンズは知っており、特に気に入った曲もある者として(私はおもに洋楽を聴いていましたが、邦楽ロック、ポップスも聴いていた音楽好きですので)、今回のツアーファイナルに間に合ったことはうれしく思います。

 

17時に影ナレが入り、話し始めから明らかにJILLさんでした(笑)

それからおよそ5分後に、ライブ開始。セットリストは、私の得ていた情報からすると、仙台PITと同じであったようです。以下、掲げながら内容と感想を記します。

 

4人が登場。ステージに向かって左に渡邉さん、中央に藤田さん、右に本田さんで、ボーカルのJILLさんが中央に立ちます。

 

1 FLOWER OF LOVE【2024年1月配信】

2 7COLOURS(Over the Rainbow)【1989年5月25日。3rdアルバム『NO MORE TEARS』】

 

MC

9か所のツアーのラストがここ東京で、昨日は高知での公演。

JILLさんの”ネヴァーセイグッバイ”の言葉から次の曲へ。

 

3 sayonaraは言わない【1994年3月2日。8th『砂の薔薇』。「幽☆遊☆白書 冥界死闘編 炎の絆」主題歌】

 

これは「FUTURE STAR」の翌年の曲らしく、さらにポップなメロディーになっていますね。聴きやすい快曲だと思います。

 

本田さん、藤田さん、渡邉さんもあいさつのMC。

1曲目に続いて、次も新曲で、6月リリースの9年ぶりのニューアルバム『40th FLOWERS』から。

 

4 EVERY DAY IS A NEW DAY【2024年3月27日配信】

5 BE HAPPY【1988年7月21日。2ndアルバム『MODERN BOOGIE』から】

 

全22枚の作品から全部やると夜遅くまでかかるので、それらを凝縮したメドレーをお送りするとの趣旨のMC。

 

6 メドレー

  CAN'T STOP THE LOVE【1988年9月21日。2ndアルバムから】

  MARQUEE MOONを聞きながら【1990年12月8日。5th『PRECIOUS?』から】

  LUCKY STAR【1987年9月21日。1st『PERSONZ』から】

  MAYBE CRAZEE-I LOVE YOU-【1990年12月8日。5th『PRECIOUS?』から】

  Fallin' Angel ~嘆きの天使【1989年12月6日。6thシングル。4th『DREAMERS ONLY』収録】

  PRECIOUS LOVE【1990年12月8日。5th収録】

 

よく考えて選んだとMC。僕は僕なりに、今回のセットリストに備えて、パーソンズの代表曲を多く聴いて準備していたので、この6曲の選曲、つなげ方は素晴らしいと思います。最後の2曲は有名曲と、僕が好きな傾向の曲(海でのMVも良かった曲ですね)。

 

7 DEAR YOU【2024年2月28日配信】

 

40周年とは、人で喩えると40歳。ちょうど40歳で来られた方いますか?とJILLさんが質問していました。ほかの会場にはいたそうです。30歳だと、まだ子供っぽいところがあって、40歳だと少し責任が出てきて、それからすぐ50ですよ、と(笑)

 

そういうMCを少ししみじみと聞いていたせいで、そのMCの正確な再現はできませんけれど、つまりは、周りでなくなっていく人もいる中で、自分はもっと頑張ろうと思って生きていく、そういう自分を大切にしなければ、と僕も決意を新たにする気持ちになりました。

 

この曲と次の曲は、ゆっくりと聴かせるタイプの曲で、みんなJILLさんに言われて座って聴きました。

 

8 SING ALONG FOREVER~そばにいるよ~【2024年6月19日発売のニューアルバム収録】

 

9 MAGIC MOMENTS【1989年12月6日。4thアルバムから】

10 Dreamers【同上】

 

さあ、9曲目では、魔法使いのいでたちのJILLさん、夢をもって(その中で実際にかなえられるのはほんの1つくらいだと)10曲目。それから、そうやって夢を実現して、いま、自分たちはまさに、FUTURE STARだ私たちのことだ、と次の曲へ!

僕がパーソンズに魅かれるのが決定的になった1993年5月12日発売8枚目のシングル!

これ、私、当時の8cmシングルで、実家の保管庫に所有しております。

 

11 FUTURE STAR【1993年6月9日の7thアルバム『The Show Must Go On』収録】

12 I AM THE BEST!【2020年4月15日、同タイトルのミニアルバム収録】

 

ENC#1

アンコール1回目は、物販の宣伝から。

 

13 MIGHTY BOYS-MIGHTY GIRLS【1989年3月14日。3rd『NO MORE TEARS』収録】

14 TOKIO'S GLORIOUS【同上。シングル「7 COLORS」のカップリング曲】

 

私は予算が少なかったですが、パンフレットは購入しましたよ。

 

ENC#2

 

『DREAMERS ONLY』とか『NO MORE TEARS』とか出していたころに作った、いい曲だという紹介で、次の曲。

(1989年の1年間のうちに、3rdアルバムと4thアルバムが出て、どちらも大ヒットしたのですよね。JILLさんは、そのころは、10年先くらいは考えられても、40年とかは考えられなかったと。あの後は、だんだんバジェットも減っていった。しかし、今回、9年ぶりだが、新作を出せた。新作CDはタワーレコードさんでも宣伝していただいて(店に展示など)出せていただけるのは有難いこと。また、今回のツアー全部、完売。新作もできるかわからなかったが、でもできたよ、という趣旨のMC)

 

15 Singin' In The Rain【1989年12月6日。4th『DREAMERS ONLY』収録】

16 DEAR FRIENDS【1989年2月21日。3rd収録。】

 

当時の代表曲で締めくくりでした。

 

19時半ごろ終演。

 

私も、こぶしを振ったりして、ああ、パーソンズのFUTURE STARなどをライブで聴いて一緒にのれる時代が来るとはなあと、感慨を覚えました。

年月の過ぎるのがあっという間だという話は、当ブログでも、ちょうど前回書いた通りですが、このパーソンズの4人の方も、1960年代前半お生まれで、還暦を越えているとは。さらに、それを感じさせない若々しいライブを見せてくれるのが、また奇跡的です。観ていると、年齢の概念を忘れてしまいます。JILLさんは90年代のころの歌唱ではないですが衰えのない歌唱力、少しシャウト気味な高い声などに僕の中のパーソンズがあり、それは更新を続ける4人の姿と言えるかもしれません。

 

次のライブ予定もお知らせがあり、早め早めのお知らせ今後も出てくる勢いを感じます。まだ40周年のうちに30本やりたいね、とMCでおっしゃっていました。

 

ZeppHaneda2階から、バックムーンの浮かぶ空を望む。7月21日9時半過ぎ。

 

帰り際の夜空には、オレンジ色の太陽のような月が浮かんでいました。マーキー・ムーンか、バックムーンか。少し涼しくなった天空橋を後にするysheartでありました。

 

長い旅2024 つづく