洋楽編を少し休憩して、今回は、この9月最後の週末、音楽フェスを観てきたので、レポートをしておきたいと思います。私、本来かなりの行動派・YSハート、本当に久しぶりの、限りなく弾丸旅行に近い大強行軍!東京から、青森県弘前市まで行ってまいりました!
RINGO MUSIC FES.2024(リンゴミュージックフェス)
2024年9月28日(土)10時~21時
入園無料
主催:弘前観光コンベンション協会/有限会社リンゴミュージック
交通費・宿泊費をふまえ、”行かない”という選択肢も含め、ぎりぎりまで考えに考えたのですが、1泊2日以内なら、と、28日当日朝に出発することに決め、この日の朝に現地周辺のホテルを探して予約を取り、新幹線で新青森へ向かいました。
私YSハート、青森県は、青森市、八戸、三沢には行ったことが(特にスケート競技会などの観戦に八戸へ)ありますが、弘前市は人生で初めてなので、大変興味を持ちました。
最後に青森県に行ったのはいつだったか、忘れかけていますが、その”行かない”日々に終止符を打ちたい気持ちになったのです。
勿論今回の目当てはシーオンですよ。
青森・弘前のような地方の静かな街の”音楽フェス”に、シーオンが訪れる!誇らしい気持ちです。
☆☆☆☆☆
シーオンメンバー:栞音(ボーカル)、絹井愛佳(ボーカル)、石橋佳子(サックス)、聖奈(ユーフォニアム、バストランペット)、杏実(ピアノ)
楽器演奏者とボーカルの融合した音楽ユニット!
☆☆☆☆☆
会場にあるライブエリアは、Primavista、PARK STAGE、RINGO STAGEの3つ。
ゲートをくぐってすぐ左にPrimavista(アーティストとお客さんとの距離が近いアットホームな小さな屋外スペース)、そのまま右にすり鉢山展望台を見ながら直進すると、PARK STAGEという野外ステージ(私が着いた頃には、SWALLOWという、女性がボーカルのバンドが演奏、ギターの音色がポップでよかった)、そして、すり鉢山の手前のGOUMET AREA=フードエリアです、の向こうには、岩木山を背景にしたメインステージ=RINGO STAGEがありました。
今日は天候が曇り気味なので、岩木山の頂上には雲がかぶっています。まあ、それでも、夕暮れの空は美しく、人はみな、穏やかorナチュラル。よい空間に私はいるなあ。
私が到着して間もなく、そのRINGO STAGEに、一青窈さんが登場しました。
何気に大物アーティスト登場。贅沢な現場に来たものだ。
1.もらい泣き
2.津軽海峡冬景色(石川さゆりのカバー、1977年)※王林さんとのコラボ
3.リンゴ追分(美空ひばりのカバー、1952年)
4.他人の関係(金井克子のカバー、1973年)
5.耳をすます(2002年)
6.ハナミズキ(2004年)
メインステージの区画の入口付近に、「リンゴ追分」の歌碑がありました。
この曲は途中、セリフが入るのですが、それも歌碑に刻まれています。
一青さんの歌唱は優しくてきれいです。
それにしてもこの歌は名曲で、難しいですね。言葉ひとつひとつが、青森の人の気持ちから自然にこぼれる感じが欲しい、そういう歌だと思います。
できれば、”お岩木山”という言葉を発するだけで、セピア色の風景が浮かぶ感じを←。
「他人の関係」も、謎めいて、居直った感じというか(←)そういう雰囲気で手をかざしてくれるとなおよい感じ(←注文うるさいぞysheart)。
最後は、やはりこの歌、ハナミズキ!
ああ、僕と音楽に携わるあのひととの関係が百年続きますように。
28日午後5時36分Xポスト。
【リンゴ公園。お岩木山は雲被ってたが、いい夕暮れだ。 さっき、シーオンらしき人2人見かけたべ。】
お土産屋さんのある建物の前にあるRINGO MUSIC FESの幟近くにメンバー2人。私は普通に通り過ぎる。ここで油を売らない。リンゴを売る(←違う)。
二丁目の魁カミングアウトさんのステージ、フードエリアで、焼きそば、にんにくフライドポテトなど食べながら聴いていました(にんにくをメインに売るお店とはユニークだな)。アニメのキャラクターがまぜこぜに集結したような世界を、声と語りのハイテンションなところに感じるグループであります。
そして、シーオン登場。どうじょう(笑)
1.SHAKE
2.Now or Never
3.等身大ガール
4.曖昧≠Libido
6.Last Order
7.サマラブイリュージョン2024
りんご娘さんとのコラボで、
8.鼓動PARADE
返礼として、シーオンから、りんご娘へアコースティックヴァージョンで、
9.0と1の世界
選曲に、青森の人たち一般に知ってもらおうというセンスを感じさせました。
やはり、いかに上手か芸術的かというよりは、キャッチ―に届く音楽、歌が大事だと思うんです。その意味で、まずすっかりおなじみのシーオンver.のSHAKEでみんなをあたためて、シーオンで最も聞きやすくヒットポテンシャルの高い(メンバーそれぞれの最も印象的な見せ場が集約された)ナウネバ、渋谷系的なポップチューンの等身大ガール、そのあとも、メインストリームのメロディとノリで進み、まだいける夏のナンバーで終盤を引き締める。
りんご娘さんの4人を知る良い機会。アコースティックver.で、りんご娘さんのファンの皆さんにも音楽で同じ時間を共有できたのが良かったです。
ところで、等身大ガール後のMCで、栞音さん曰く「青森のみなさんは優しい。最初に会っただけで、あ、この人はいい人、いい人、って思えることが多い」愛佳ちゃん曰く「そう、(その一方)東京はぴりってるからねえ」(笑)
私も同感ですよ。りんご公園に来る前に、弘前のホテルのチェックインして来たんだけど、ホテルのスタッフのみなさんに、ただチェックインの時間だけでも、いい人を感じましたもの。
以前に青森に来た時もそう思いました。
そして東京では私自身も自分でぴりぴりしてるのは最近特に自覚しておりますから。おいりってますから、って柿の種じゃないですが(笑)
さて、18時55分ステージ終了後すぐに始まったシーオン特典会では、新規のお客さんがたくさん集まりました。さらに、王林さんのステージが終わると新規さんさらに増えました。シーオンを青森の人に見つけてもらうチャンス、ものにしたねえ。
さて、ysheartの特典会目当ては、杏実さんと。ysheartがどの辺にいたか分かったらしい。ちゃんと見ているね、見ていないようで見てるからすごいねえ。青森まで遠征に来るとは、と驚いたことでしょう。しかし、もともと行動派のysheartのこれが本来あるべき姿なのです(笑)
愛佳ちゃんとは、渋谷WWW以来。寒いので上に大きなシャツを着ているが、その下にはシーオンメジャーデビューのシャツを着てあったのだ!(笑)
私は、このところ遠くへ観に行けない自分をもどかしく思っていたもの。ヨーロッパでも、公演するなら駆けつけるのだ、と私はアピールしましたねえ(笑)
栞音さんにあと一息ってところで時間切れ。
惜しい!
栞音さん特典会終了時のあいさつで言うことにゃ、
このリンゴフェス自体が初開催ということで、そのような場所に呼んでいただいたこと、感謝に堪えません。
そして、りんご娘のライブ初めてでしたが、良いメロディと切れのある振付に一糸乱れぬパフォーマンス!
MCはほのぼのした青森弁で。
エンディング2曲最後は、ジョナゴールドさん王林さんも加わったのかな(私詳しくなくてすみません)リンゴの歌というタイトルでしたか。
30分おきに出発しているシャトルバスに乗り遅れないように、主催者?のステージ上のあいさつ(動員10371人)を聞きながらバスに乗り込み、いまだ無数にきらめくペンライトの景色を視界に入れながら、少し早い24分での出発となったバスで、りんご公園を離れたのでした。
28日午後11時、Xポスト。
【シーオンおつかれさま。最後に観たリンゴ娘の良さも想像を超えてた。エンディング2曲観てからバスに間に合い、公園から弘前駅へ。夜行バスで、という案もあったが、弾丸過ぎて体壊すといけないので、弘前に泊まって明日帰ることにした。久しぶりの青森でも少し余韻に浸ろう。】
次の朝は、早く起きて、奥羽本線の青森行きに乗って、新青森から首都圏へは、約3時間で帰りましたが。
時間があれば、青森市街も散策したかったですね。
ただ、20年くらい前に青森駅から市街地を散策した時、版画家の棟方志功さんの記念館を訪れたのは大いに収穫を得ました。
しかし残念ながら、今年の!3月31日に閉館したとのこと。
さらに閉店といえば、29日付で、イトーヨーカドー弘前駅前店が閉店するようです。ここで実は買ったんです、28日に寒さをしのぐために着たシャツ(笑)
当たり前にあったものがなくなっていくのは寂しいことですね。
ともあれ、わずかな瞬間の決断が、新しい旅行を通して、自分の記憶を更新していく。
来て力を得ました。
そして、私は、また、誓うのです。
ところで、
私には、遠征まで観に来るイメージがなかったようですが、かつてYSハートが最強だったころはどんなライブの見方をしているのか。
例えば私は2000年代から、小林武史さんや一青窈さんと同じ人間関係の中にいたSalyuという女性シンガーの大ファンだったころがありました。その人のライブを観るためなら、奈良、福岡、札幌、ロンドン、台北(台湾)どこでも行ったものでした。
今回の旅で、また生命力が伸びた感じがしますよ。
では、10月も、またどこかでお会いしましょうぞ!
長い旅2024 つづく