今回は洋楽編です。ボズ・スキャッグス来日公演初日をレポートします。ボズさんのジャパンツアーは、この後、24日(仙台)、26日(名古屋)、28日(福岡)、30日(広島)、6月1日(大阪)、そして4日5日の東京ドームシティホールまで続きます。
※ネタバレが嫌な方はライブ終了後まで閲覧をお待ちください。ただし、この記事もセットリストを後半に記すことで極力、視界に入らないように工夫したつもりです。←
では、ボズ・スキャッグスのライブレポート、スタートです。
BOZ SCAGGS
ONE FOR THE ROAD
2026年5月22日(金)18:00開場/19:00開演
SGCホール有明(SGC HALL ARIAKE)
チケット予約:イープラス

☆☆☆☆☆ジャパンツアーのメンバー※会場でのメンバー紹介とパンフレット表記参照
ボズ・スキャッグス(ギター/ボーカル)、ウィリー・ウィークス(ベース)、
ジョン・ヘリントン(ギター)、ジェイムソン・ロス(ドラムス/ボーカル)、
マイケル・ローガンSR(キーボード/ボーカル)、
エリック・クリスタル(サックス/キーボード)、
ブランリー・メジアス(パーカッション/ボーカル)。
計7名
☆☆☆☆☆
お昼は雨が本降りだったので、雨風をもろに受ける有明に向かうのは心配でしたが、ysheartの神のご加護か、私が有明に着いて会場に向かう頃には雨がいったん上がって、わずかに青空と薄い西日が見えるほどまで回復しました。
SGCホール有明は、りんかい線国際展示場駅からZepp方向に歩いて右手に武蔵野大学やドラえもんがたくさんいるエリアを越えた先にある建物「TOKYO DREAM PARK」の1階に下りたところが、エントランスになります。

今回私はこの日のために休みをとって早めに来たのですが、それでも、17時半までの事前物販には間に合わず、寒い中、18時開場まで入場待機列の前方で待ちました。
開場後は、すぐにグッズ販売へ行き、私はVINVOなので買い物は、パンフレットと、クリアファイル特典付きのCD購入(前作『アウト・オブ・ザ・ブルース』)に留めて、4階席まで行きました。見やすく通路寄りの席で安心しました。
18時7分ごろ開演。
☆☆☆☆☆
私が今回のライブ予習の参考にしたセットリストは、昨年秋のアメリカ公演の一つが以下の通りでした。
01 It's Over
02 It All Went Down the Drain
03 Drowning in the Sea of Love
04 The Feeling Is Gone
05 I've Just Got to Know
06 Miss Riddle
07 Some Change
08 Harbor Lights
09 Call That Love
10 Radiator 110
11 Loan Me a Dime
12 Lowdown
13 Lido Shuffle
ENC01 What Can I Say
ENC02 You Never Can Tell
今回も大要、この構成で曲順が変わったり、数曲入れ替わったりするだろうと予測。勿論、今回の日本公演の中でもそういった変化があるものと思われます。
☆☆☆☆☆
さあ、それでは、この日の1曲目からのレポートです。
1.何て言えばいいんだろう/What Can I Say
2.天使のおりる谷/Sierra
3.ドロウイング・イン・ザ・シー・オブ・ラヴ/Drowning in the Sea of Love
※ジョー・サイモン/Joe Simon のカバー
4.スロー・ダンサー/Slow Dancer
5.イット・オール・ウェント・ダウン・ザ・ドレイン/It All Went Down the Drain
※アール・キングEarl King cover)のカバー
【全米ツアーのセットリストからは正直、80年代当時に感じたAORのポップさを離れて時代的にはブルージーかつオールディーズな、或いは枯淡な印象が否めなかったのですが、2年前のセットリストもそうであったように、日本仕様にしてくれています。また、曲順もやはり変化していますね。2曲目でシエラが来たり、4曲目にスロー・ダンサーが来たりで、日本人の琴線に触れる選曲がうれしいところです。2曲目終わったあたりだったかでボズさんが日本語で「どうも、ありがとう」とあいさつをしてくれました。】
6.イッツ・オーヴァー(すべては終わり)/It's Over
7.ハーバー・ライト(港の灯り)/Harbor Lights
8.コール・ザット・ラブ/Call That Love
9.サンクス・トゥ・ユー/Thanks To You
10.ラジエーター110/Radiator 110
【7曲目あたりから、キーボード、サックスなどのソロパートが入るなどして、曲の後で、ボズさんがそのメンバーを紹介しました。7曲目「ハーバー・ライト」のイントロは、いよいよAORモードの真骨頂が来るという、高まる気持ちになりました。個人的には、ブルース系の曲群では10曲目「ラジエーター110」も結構好きで気持ち弾みます。
それにしても、ボズさんの声と音程の確かさは健在ですね。】
11.ローン・ミー・ア・ダイム/Loan Me a Dime
※フェントン・ロビンソンFenton Robinsonのカバー
12.ロウダウン/Lowdown
13.ブレイクダウン・デッド・アヘッド/Breakdown Dead Ahead
【本編終盤の4曲は、私の参考のリストにほぼ同じでしたが、ラストは「リド・シャッフル」ではなく「ブレイクダウン・デッド・アヘッド」。よく似た2曲ですが、後者のほうが祭り気分若干高めで聴けます(笑)】
ENC1
14.ウィアー・オール・アローン(二人だけ)/We're All Alone
15.リド・シャッフル/Lido Shuffle
【ここに来られて私はしあわせです。ありがとうございました、とボズさんの挨拶。
「ウィアー・オール・アローン」は2024年もそうであったように、キーは下げていて、朴訥なイメージの曲になった感がありますが、歌ってくれてうれしかったです。】
ENC2
16.ユー・ネヴァー・キャン・テル/You Never Can Tell
※チャック・ベリー/Chuck Berry のカバー
終演20時50分ごろ。
【まさかダブルアンコールに応えてくれるとは思いませんでしたので、うれしかったです。このチャック・ベリーの曲で、サックスのクリスタルさんは、膝を曲げ、片脚上げて進むいわゆる”ダック・ウォーク”を見せるパフォーマンスを。】

☆収録アルバム☆
ボズ・スキャッグス/Boz Scaggs(1969): 11
スロー・ダンサー/Slow Dancer(1974): 4
シルク・ディグリーズ/Silk Degrees(1976): 1、6、7、12、14、15
ミドル・マン/Middle Man(1980): 13
サム・チェンジ/Some Change(1994): 2
カム・オン・ホーム/Come On Home(1997): 5
My Time:A Boz Scaggs Anthology(1997): 3
ディグ/Dig(2001): 8、9
アウト・オブ・ザ・ブルース/Out of the Blues(2018): 10


☆
今回の来日公演では、今までになく、ボズをR&Bブルースバンドのころから変遷を知識として入れて、全体像を初めて予習して行けたライブになりました。一回一回のライブをこのように大切にしていけたらいいなと最近は強く思うことが多いです。
それにしてもライブの終了後の販売エリアも賑わっていました。
スタッフの方々はとても若い方々が多そうなので、「スキャッグス」って滑舌が難しいのかなと思いました(・_・)
私は80年代からですが、洋楽がラジオなどで、リアルタイムで活発だったこともあって、「スキャッグス」の発声は染みついているので困難ではありません。時代って、それぞれに価値観の重みは異なっているし、それは時代の言葉と物に託されています。
つまり、それぞれの世代によって、なじみのある言葉が違い、自然に発音発声できるかどうかというのも異なっています。
時代を過ぎても、自分が生きた時代の感覚は自分自身を守っているように思うことがあります。大切に守り続けたいものです。
ボズ・スキャッグスのライブ、私の初見は1990年7月東京ドームでした(ロックフェスのようなイベントで、複数の洋楽アーティストが出て、ボズさんもそのうちの1組でした)。以来、自分の感覚では、わりと来るたびに1ツアーで1回以上は来られているのではないかなと思います。

何回も観に来られるのもご縁です。神様は、丁寧に観ていくように、と私に課題を託したのかな、ともかく私は今回はようやくいい準備ができた、と充足感を得られました。
長い旅2026
つづく