ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#206 2024年、最後の演劇編。~破天荒フェニックス@博品館劇場~

2024年最後の演劇レポートは、思い出深い銀座・博品館劇場から。

 

劇団TEAM-ODAC第45回本公演

『舞台・破天荒フェニックス』

[原作]田中修治『破天荒フェニックス』(幻冬舎

[脚本・演出]笠原哲平(TEAM-ODAC)

2024年12月18日(水)~22日(日)

※私が観た回:12月20日(金)開場17:00/開演18:00

会場:銀座 博品館劇場

 

銀座の博品館劇場にて上演された。12月20日観劇

 

[出演]伊﨑央登、岡安章介ななめ45°)、ゆきぽよ木村有希)、古畑奈和

一之瀬優、春斗、後藤夕貴、堺萌香、海帝輝、じん(アイオケ)、林茜実里、

若松愛里、篠塚登紀子、上之薗理奈尾野寺みさ/福島琉愛(Wキャスト)、

米原有我、赤井英和榊原徹士、クボケン(5GAP)、西尾季隆(X-GUN)、

〈TEAM-ODAC〉いとう大樹、鏡憲二、飯塚理恵、小西啓太、坂場明日香、

堀涼佳、瀧澤僚汰

 

あらすじ

社長就任3ヶ月に伝えられた「死刑宣告」

しかし、社長就任3ヶ月で銀行から「死刑宣告」が下される。度重なる倒産の危機、裏切りに次ぐ裏切り、決死の資金繰り……

何度も襲い掛かる絶体絶命のピンチでも立ち止まらず、破天荒な施策で仲間とともに挑戦し続け、立ち向かっていく……】(博品館劇場HP「講演内容」から)

 

私は原作を知らないので、これがどんな内容なのか、タイトルだけでは想像もつきませんでした。

以前、12月1日に、上之薗さんとオンライントークがあったときには、前回の出演作品(犬紀村、後述)とは逆の世界観である、的な話があったのですが、私はSFだと思ってました(笑)

 

しかし、会場に来る直前に、博品館のHPで上掲の”あらすじ”を読んで、なるほど、前回出演作とは逆に、現実的なストーリーなのだなと予想できて、いまそういう話にふれたい、と思っていた私ysheartは、だいぶ安心して開演を待ったのでした。

 

長丁場を忘れるくらい面白い展開。

 

実話をもとにした演劇ということで、コミカルだったりファンタジックだったりする要素もありながら、基本軸は現実に足の着いた、考えさせる内容で、途中休憩をはさんで

約3時間の長い尺もあっという間でしかも充実した観劇になりました。

 

実際の社会でこういう社長のようなやり方をとったら、平凡な多くの会社は倒産必至でしょう。しかし、ここまでではなくとも、追い込まれた時、どう乗り越えようか、人間関係はどうあるべきか、自分に惹きつけて考えさせられました。

 

赤井さん演じる鯖江の社長さんみたいにいい人がどこで縁があるかわかりませんよね。このような人を動かすのはけっきょく、何をするにせよ、自分の想いがしっかり自分にあり、それを伝えようという強い意志なのでしょう。

必死さというのは、どこかで誰かに伝わる…あきらめてはいけないな、と、何だか私自身、諦めかけていた自分の心に火が付いたような気がしました。

もっとも、せっかく自分の心に点いた火(きっかけ)を消さないためには、少し気持ちを前に向けて今後の自分の理想を描いていく必要があるなあと思ったのでした。

 

思えば、2024年の自分は、例年になかった健康問題を抱えて、家計も苦しい中、いつのまにか、次のヴィジョンを描くことに億劫になっていたのです。いつも、次さらに次、とスーパーポジティヴに自分を奮起させてここまで来たはずなのに、な。

 

混とんとした情勢の中、自分はどうあるべきか考えさせられる良い芝居。

 

さて、今回の目当ては、上之薗さんでしたが、主人公の社長に融資をことわる銀行の上司がいて、その秘書役を演じられました。上司のたびたびのセクハラまがいの仕掛けを声を張ってかわす秘書でした。

後でかみりなさん(上之薗さん)は、声がかれたと言っていました。それにしても、このような良い演劇の舞台で、多くの個性的で優しそうな俳優さんたちとともに、その舞台空間にいらっしゃったことは、とても大きな価値があったのではないか、と私は思います。

 

このような話を私は、昨日の夜、代官山からの帰り、自宅近くの駅前広場から、12月1日以来のオンライントークですることができました。

1年最後に、本当に久しぶりにお顔を見ながらお話しできて、うれしかったです。「良いお年を」も言えたことであり、安心して年が越せます!笑

 

☆☆

ちなみに、かみりなさんの前回の出演作は「Episode犬紀村-MOMOTARO-」(六行会ホール、2024年10月23日~27日)でした。殺陣のシーンが続く激しさの間をぬうように、動に対して静を演じていたように見えました。それはいいとして、この日、チェキが撮れるはずでしたが、人数がオーバーしたため、当日券の人=私は、撮ることができなかったのです。

この”天の川”問題(と勝手に私は呼んでいた、つまり川は織姫と彦星が会うのを邪魔してたわけですよ(・_・)←)は、12月1日トーク、さらに、今回のトークによって気持ちが晴れ晴れとなって、宇宙の塵となったのであります。←

☆☆

 

博品館劇場は、銀座と言っても、新橋に近い。

 

昨年2023年とはやや対照的に、かみりなさんとお会いしたり演劇を観る機会を得ることが難しい時もあった2024年でしたが、どうしてなかなか、楽しかったのではないか、と今は思います。

 

演劇そのものから話が少しそれましたが、以上が、2024年最後の演劇編でした。

 

少し歩いていくと、おなじみの時計のビル(和光)がある交差点。多くの人が最初に思い浮かべる銀座の景色。

最後に、今年の演劇レポートをふりかえりますと、

全体として、アイドル系の方の出演作を観に行くことが多かったですが、作品の中身となると、なかなか良いものを選んで行けたと思いますが、それに応じて、内容に即した感想、私なりの評価が書けていて、アイドルの可愛さに妥協しなかった点は賢明でした(←)。

でも、もともとかつては演劇自体を、アイドルと関係なく観てきたysheartですから、(目当てに若い女性の役者さんを選んでいたこともありましたが)、それも当然なのです。

ところで、今月最初に下北沢で観た「みえないもの」のレビュー記事ですが、今月上旬に、Xからのアクセス数がトップになりました!演劇部門で単独でトップになるのはおそらく、当ブログ始まって以来のことです!ありがとうございます!

木村望子さんがおっしゃっていたように、たしかにあの記事は”力作”かもしれません。最近、あのくらい、ひとつの演目に気持ちを集中して取り組めたのは久しぶりで、感想というか、自分がここで書いておくべきことというのが、自然に降臨してくるような感じでスムーズに書けた気がしているからです。

これからも、演劇の良さを文章を通して世に発信し伝えていければと思っております。

 

・・・

 

 

あ!こうしている間に!

 

2024年も、残すところ、

 

あと1日!

 

ysheartの健康状態は回復するのか、無事に回復して実家に帰れるのか!?

 

長い旅2024

最終回に つづく!!