今回から、演劇のレポが続く予定です。ずっと書いてなかったものがたまっていて大渋滞、それらを放出してまいります。まずは、3連休の真ん中に観た、『放課後戦記2024』から。
放課後戦記2024
2024年7月7日(日)~15日(月・祝)
THEATER ALPHA TOKYO(東京・恵比寿)
※ysheartが観た回:7月14日(日)18時
Team Pinkの楽日でした。この日この18時回だけ時間が合ったので、恵比寿に来て観劇しました。目当ては、工藤菫さんでした。
そして、『放課後戦記』、最後のキャストの皆さんのあいさつによれば、何年も前から上演されてきたシリーズであるらしい。私は初観劇でしたし、この回しか観れないので、気持ちをかなり集中して、ストーリーと設定を追って行ったつもりです・・。
学園で、最後のひとりが生き残るまで部活動どうしが殺しあうという設定。バトルロワイヤルみたいで、荒唐無稽ですが、要するに、これは記憶喪失になった主人公の門脇が自分を取り戻すまでの、自分の中のあらゆる意識や概念の葛藤が女子生徒に擬人化されているのだろうと、クライマックスから終盤に至るところで判断できました。
そして、いまブログをこうして、キャスト名と役名を書くだけで、あらためて面白いもの観たなあと、最後それぞれの人物が持つ名前に含まれた意味が呼ばれる場面を思い出して、感慨がわきました。
ここで、チームピンクのキャストさんのお名前を見てみましょう。
Team Pink
市川美織(門脇瀬名)、相楽伊織(護華養子)、宮﨑想乃(宝示戸顕乃)、
田口華(都解未明)、星乃まりな(親河和枝)、宮崎理奈(配諏野支檻)、
牧浦乙葵(自尊慈律子)、山川愛理(憑対弓立)、末永みゆ(戯女遊鎖)、
九重くく(求邑知歌)、工藤菫(撃摘攻兎)、坂本七海(大溝成美)、
吉冨さくら(花序敷沙秩)、葵くみ(闘鷹争)、仲瀬みあら(鴇色摩緒)、
真田美知(峻拒絶恵)、公月聖(新得姑獲鳥)、七瀬うみ(珂睡眠)、
古月結羽衣(菊救丘援美)、杏乃々香(存比良果保)、北野真夏(安食腐鵜)、
泉仁華(夏越優樹)、福江もね(周防衛凛)、麻生雅(相模倣伊)、
谷優里(弟子屈伊従)
私は、オープニングで全員が出てきてダンスをしていた時、それから終演時の個々のあいさつの時、数えまして、今回は計25名であることも確認しました。それで今、ここで数えて、ああ、やっぱり25名で間違いないなと確認でき、いやあ安心しています(笑)
パンフレットには、相関関係図が載っていますが、ここでも25名をそれぞれの特徴ごとに分けてみました。青色は、殺し合いに反対する派、紫色は賛成派、緑色は、どちらでもない派、カーキ色は、戦記免除組。
【記憶喪失】市川美織(門脇瀬名)
【テニス部】相楽伊織(護華養子)
【情報科学部】田口華(都解未明)、【文芸新聞部】九重くく(求邑知歌)、
【ラクロス部】牧浦乙葵(自尊慈律子)、【かるた部】星乃まりな(親河和枝)
【空手部】末永みゆ(戯女遊鎖)
【ソフトボール部】工藤菫(撃摘攻兎)、坂本七海(大溝成美)、
七瀬うみ(珂睡眠)、杏乃々香(存比良果保)
【バレーボール部】吉冨さくら(花序敷沙秩)、北野真夏(安食腐鵜)、
古月結羽衣(菊救丘援美)
【軽音部】葵くみ(闘鷹争)、泉仁華(夏越優樹)
【ダンス部】仲瀬みあら(鴇色摩緒)、谷優里(弟子屈伊従)、麻生雅(相模倣伊)
【ダーツ部】山川愛理(憑対弓立)、公月聖(新得姑獲鳥)、福江もね(周防衛凛)
【奇術部】宮﨑想乃(宝示戸顕乃)
【生徒会】宮崎理奈(配諏野支檻)、真田美知(峻拒絶恵)
全員でダンスのシーン観ていると、女の子たちの青春と団結を見ている気分でした。
相楽伊織さんさすがにひと際光るものを感じさせてくれましたが、まさに、この舞台も、乃木坂46のイメージが重なりました。可愛い女の子たちが25人いて、気持ちが浮つくのではなく、25人の女性しかわからない、夢をみんなで形にする瞬間瞬間を見ている気持ちでした・・・。そして、工藤菫ちゃんへの応援ひとつで舞台と向き合い、結果、チームピンク全体を楽しく応援できたのでした。
最後に、登場人物それぞれが意味する概念を整理しました。
養護、解明、・・、自尊、親和、遊戯、攻撃、大成、睡眠、保存、秩序、腐食、救援、闘争、優越、・・、屈従、模倣、対立、獲得、防衛、顕示、支配、拒絶。
分からないのもあった。
工藤すーちゃん演じる撃摘は、攻撃的な、本人終演あいさつ時に曰く、”全然笑わないし、56します”;(でも、本当は「そういう人じゃない」みたいな話をされていました)
バットを頭上に構えて向かって行こうとするたびに、周りが止めようとする場面、結構好きです(笑)
また、新しい放課後戦記があったら、いつかその時観に行きたいと思いました。
全チームのみなさん、おつかれさまでした。
長い旅2024 つづく