10月ですね。洋楽アーティストのライブでスタートです。Cheap Trick来日公演!
SNSにも書いた通り、僕はこれが本当にフェアウェルなのかなあ、と。僕の方は今じゃないので、できれば次回に、と思ったりしました。が、これまでも、ああ、あの時もっと今しかない!と意識してさえいれば!と後悔したことも(ライブに限らず)いろいろあったから。ともかく、行ってみようと思い、チケットは、わりと早い時期に購入していました。
Cheap Trick FAREWELL TOUR
2025年10月1日(水)18:00開場/19:00開演
企画・招聘・制作:ウドー音楽事務所
チケット予約:イープラス

私がチープ・トリックのライブを初めて観たのは2008年でした。その後、観たのかどうか記憶がなく、旧ブログのアーカイヴにも記録がありませんので、そうなると、17年ぶりにライブを観ることになります(ちょっと意外なのです)。
音源的には、1985年にFMラジオで当時のアルバム『スタンディング・オン・ジ・エッジ』の特集を聴いてどこか魅かれたのが最初の記憶ですので、今回会場で万感込めて観る方々の1978年のブドーカン!の経験からの感慨がない分、ここでの熱量も違うのは申し訳ありません。
ただ、1988年の「永遠の愛の炎」の全米1位は本当に嬉しかったし、何か他のバンドとは違った何かが自分を引き付けているのは間違いありません。

セットリストは、先日の大阪と同じ。やはり、初期の武道館ライブアルバムに至るダイナミズムを再現したようなセットリストでした。
01 Hello There/ハロー・ゼア
02 Come On, Come On/カモン・カモン
03 Lookout/ルックアウト
04 Big Eyes/ビッグ・アイズ
05 Need Your Love/ニード・ユア・ラヴ
06 Clock Strikes Ten/今夜は帰さない
07 Ain't That a Shame(FATS DOMINO cover)/エイント・ザット・ア・シェイム(ファッツ・ドミノのカバー)
08 Elo Kiddies/エロ・キディーズ
09 High Roller/ハイ・ローラー
10 The Ballad of T.V. Violence(I'm Not The Only Boy)/ザ・バラッド・オブ・TV・ヴァイオレンス
11 California Man(The Move cover)/カリフォルニア・マン
12 Twelve Gates(新曲)※新作に収録
13 I Know What I Want/アイ・ノウ・ホワット・アイ・ウォント
14 On Top of the World/オン・トップ・オブ・ザ・ワールド
15 Oh Caroline/オー・キャロライン
16 The Flame/永遠の愛の炎
17 I Want You to Want Me/甘い罠
18 Surrender/サレンダー
ENC
19 Auf Wiedersehen/サヨナラ・グッバイ
20 Dream Police/ドリーム・ポリス
21 Goodnight/グッドナイト
1st『チープ・トリック』(Cheap Trick, 1977)・・・08,10
2nd『蒼ざめたハイウェイ』(In Color,1977)・・・01,02,04,06,15,17
3rd『天国の罠』(Heaven Tonight, 1978)・・・09,11,14,18,19
4th『ドリーム・ポリス』(Dream Police, 1979)・・・5,13,20
10th『永遠の愛の炎』(Lap of Luxury, 1988)・・・16
『チープ・トリックat武道館』(Cheap Trick at Budokan, 1978)※・・・03,07,21
※01~09,11,15,17,18,19,21のライブヴァージョンを収録。



雨上がり、仕事帰りの少し落ち着かない気持ちで武道館に来て、ともかく観た、通過すべきところを通過した、という想いでした。
70年代をリアルタイムど真ん中の世代でない自分には、終演後も物販に押し寄せ、傘で互いを威嚇するように並び、去ってゆく中高年諸氏の勢いにはかないませんでした。
逆に、若い世代で激しく手を振って応援する気持ちとも、ずれを感じました。
が、自分なりに、前日予習と確認をしただけあって、気持ちを相応に高めて観ることができました。

ロビン・ザンダー、リック・ニールセン、トム・ピーターソンの3氏が健在!ダックス・ニールセンはドラムス(まあドラムはメンバー代わったのは解る)。歌唱も楽器の演奏も、武道館のチープトリックを再現するのに十分なものだったと思います。

音楽的には、やはり、この人たちの楽曲に共通のメロディ、コード進行、コーラスの波にのまれ、サクサクと進んでいきました。ドリーム・ポリス辺りからそれに新しい時代の音が加わって、(今回演奏はなかったけど)「マイティ・ウィング」(1986年映画『トップ・ガン』サウンドトラック収録)や、今回演奏された「永遠の愛の炎」などの80年代の珠玉の楽曲を世に出した彼らですが、70年代の、武道館を軸にした音となると、「永遠の愛の炎」もわりとシンプルな弾き語りに近い趣になり、僕が好きな80年代的な音ではありませんでした。新曲(12曲目)の12ゲーツも予習した時は、80年代的に聞こえましたが、今日のライブでは、ハードなロックサウンドが前面に出ていました。
今回は、キーボードプレーヤーもいなかったことだし。
武道館とリアタイの方々には感慨極まる日になったのかもしれません。
僕にとっては、そうでもなく、あっけないフェアウェルになりました。自分の居場所じゃなかったかもしれません。
自分はこのバンドに興味を持ちたいだけで、実は全然合わないのではないか、とも考えて検証してみるのですが、それは、また、違う気がするのです。
どこか共感しているがゆえに探究し続けたい対象なのだと思います。でも答えは何も見えていませんねえ。
フェアウェルからの再帰を待ちます。そういえば、今日の館内アナウンスにも映像にもあったように、ディープ・パープル来日決定ですよ!(笑)
コロナより前に、ラストのライブが幕張であった記憶があるのですが。だから、チープ・トリックも分からないでしょう。
ただ、それでも今回は観ておいて良かったです。
長い旅2025
つづく