ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#109 TOTO2023 来日公演は武道館にて

7月21日(きのう)、日本武道館へ、TOTOライブコンサートを観てきました。

 

TOTO 2023

日本武道館

2023年7月21日(金)

18時開場、19時開演

 

【メンバー】

スティーヴ・ルカサー(STEVE LUKATHER):ギター、ボーカル

ジョセフ・ウィリアムズ(JOSEPH WILLIAMS):ボーカル

【ツアーメンバー】

ドミニク・”ザヴィエル”・タプリン(DOMINIQUE XAVIER) :キーボード、ボーカル

ロバート・”スパット”・シーライト(SPUT):ドラムス

ウォーレン・ハム(WARREN HAM) :サックス、パーカッション、ボーカル

ジョン・ピアース(JOHN PIERCE):ベース

ティーヴ・マッジオラ(STEVE MAGGIORA):キーボード、ボーカル

デヴィッド・ペイチ(David Paich)は、今回のツアーに参加していないが、日本公演のパンフレットにはメンバーとして他メンバーと同様にページが割かれています。

(なので、ツアーの様子の写真には、ペイチ以外の7人のステージが写っています)

 

武道館のTOTO、僕は初めてだったかもしれない。

 

この日、私は前日朝からの肩と上腕の痛みを抱えており、薬を処方してもらい、リハビリを受けて会社に行ってその帰りに、武道館に寄りました。

ステージサイドのS席、公演ぎりぎりの時期に取れました。自分の体調を考えると、立見でなく座席で(サイドからメンバーの演奏を観る角度にはなるものの)良かったと思います。

座席の周囲にずっとスマホの画面を光らせている客がいるのには閉口したが、途中から視界に入らないように自分のほうが立ってTOTOを観ていました。

以下、セットリストとともに。

なお、今回日本公演のネット上のライブレポを見る限りでは、すべて同じ曲目と曲順だったようです。

 

1.オーファン/Orphan

 

まずは、目下あるいは彼ら最後のオリジナルアルバム『TOTO XIV~聖剣の絆~』(2015年)の中では、いちばんTOTOらしくて好きな曲。僕が、前回観たTOTOは、2016年3月16日の名古屋市公会堂であり、当時は、この新作を聴かないで観ました。今回は、通して聴いた状態でしたので、オープニングから気持ちを十分に入れて観ることができました。

2019年、僕は日本公演を観なかったので、気がつけば、7年ぶりになってしまった・・・。来日ありがとうの心境(どちらかといえば安堵の念)に尽きます。

 

2.アフレイド・オブ・ラヴ/Afraid of Love 

3.ホールド・ザ・ライン/Hold the Line

4.フォーリング・イン・ビトゥイーン/Falling in Between

 

『宇宙の騎士』『TOTO IV~聖なる剣』から、安心安定の2曲特に、「ホールド・ザ・ライン」のサビは、声出して唱和。

そして、2006年のアルバム(2008年の解散手前の作品)のタイトルトラック、思い出した。当時、東京国際フォーラム観に行きましたよ。これ自体はハードで僕自身はTOTOらしく感じない曲ですが。ぐいぐい押すイメージ。

そして、ルカサーのMCの後、イントロから入るヴァージョンで、あの曲を。

 

5.アイル・ビー・オーヴァー・ユー/I'll Be Over You

 

今回のリードボーカルは、ルカサーだけでなくジョセフも歌っていました。

1986年夏の終わりから秋のあいだヒットしたバラード、僕がリアタイで聴いたTOTOのシングル曲で大好きな曲です。全米11位まで上昇。

僕はここで、場内の様子にならって、スマホのライトを灯してゆっくり振りまして。

こういう観客からのアクションは、スマートフォンの時代ならでは、ですね。

 

(Keyboard solo)

 

6.ホワイト・シスター/White Sister

7.ジョージー・ポージー/Georgy Porgy

8.パメラ/Pamela

 

僕は、2016年の名古屋公演で、ジョセフのメンバー復帰を本当にうれしく思いましたが、全盛期TOTOのスタジオアルバムで、ジョセフがメンバーであったのは、『ファーレンハイト』『ザ・セブンス・ワン~第7の剣』の2作のみ。後者の先行シングル「パメラ」には本当に当時期待しましたが、必ずしも大きなヒットにはなりませんでした。が、こうしてツアーで代表曲として歌われるということは、つまりそういうことなのです。

 

パンフ中のジョセフのページ。80年代のイメージとは変わった。もう少し顔を見て面影があるなと納得したい。

 

9.キングダム・オブ・ディザイア/Kingdom of Desire

 

90年代前半といえば、ジャン・ミッシェル・バイロンの”黒歴史”←。

僕がTOTOのライブを観に行ったのは、90年横浜文化体育館が最初です。当時でさえ、あのボーカリストと新曲には無理を感じていたので、解雇され、ルカサー自らリードボーカル兼任となったことには、当時も”そうだろうな”と納得できた記憶があります。

そのタイトルトラックで、しかし、曲調はハードロック寄り、僕はやや苦手。92年といえば、ドラマーのジェフ・ポーカロの事故死に見舞われる。TOTO波乱の時期だったかもしれません。

 

(Drum Solo)

 

10.ユア・ラヴ/Waiting for Your Love

11.愛する君に/I'll Supply the Love

 

ここは、場内合唱。僕も頑張る(笑)

 

12.ホーム・オブ・ザ・ブレイヴ/Home of the Brave

 

僕は、まだまだ、TOTOディスコグラフィーをちゃんと聴けていないと痛感。

『ザ・セブンス・ワン~第7の剣』収録曲なかなか夢のある良いメロディ。

 

13.ロザーナ/Rosanna

 

もうイントロから会場みんな沸く。全米2位の代表曲。

僕も、こちらへ手を掲げたりしてくれるジョセフに反応する余裕が出てきた(笑)

 

14.アフリカ/Africa

 

そして、本編最後は、TOTOの最も重要な曲で、全米1位のデヴィッド・ペイチジェフ・ポーカロの共作。元歌は、ペイチが歌っていき、サビで、ボビー・キンボールが高音を響かせました。

サビは、僕も歌いましたあ!

アイ・ブレス・ザ・レインズ・ダウン・イン・アフリカ~!

ルカサーもこっち見に来てくれたぞ。

 

ENC

15.ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ/With a Little Help From My Friends

 

終演は、21時ごろ。

 

☆☆☆☆収録アルバム☆☆☆☆

1st『宇宙の騎士』(TOTO)(1978年)・・・3,7,11

2nd『ハイドラ』(Hydra)(1979年)・・・6

4th『TOTO IV~聖なる剣』(TOTO IV)(1982年)・・・ 2,10,13,14

6th『ファーレンハイト』(Fahrenheit)(1986年)・・・5

7th『ザ・セブンス・ワン~第7の剣~』(The Seventh One)(1988年)・・・ 8,12

8th『キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国~』(Kingdom of Desire)(1992年)・・・ 9

『フォーリング・イン・ビトゥイーン』(Falling in Between)(2006年)・・・ 4

TOTO XIV~聖剣の絆~』(TOTO XIV)(2015年)・・・ 1

 

パンフレット内のディスコグラフィー紹介が良い。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

左は『ファーレンハイト』(1986)、右は『TOTO XIV~聖剣の絆~』(2015)。いずれも紙ジャケット

 

まだまだ元気で、現役を続けてほしいバンドです。ありがとうございます。

また来日してくれるのを待っています。

 

以上、2023年後半最初の洋楽レポートでした。