ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#143 パット・メセニー&ロン・カーター with ジョー・ダイソン

今日は土曜日。よく晴れましたが、私は朝、病院に検査に行ってきた後で、家でゆっくりして、今は、来日公演中であるパット・メセニー(Pat Metheny)の最新ソロアルバム『ドリーム・ボックス』を聴いています。

 

今回の来日公演、ジャズ/フュージョン系に疎い私ですが必ず観ようと心の準備をしてきました。ブルーノート東京(南青山)での、ロン・カーター(Ron Carter)との共演に興味を惹かれ、高額ですがどうにか予約できたのが、23日(火)2ndSHOWでした。

 

ブルーノート東京、1月23日。



 

ブルーノート東京

 

パット・メセニーロン・カーター with ジョー・ダイソン

2024.1.23 tue. 2nd SHOW

開場時間(open) 7:45pm 開演時間(start) 8:30pm

ブルーノート東京、1月23日。到着時。


ブルーノート東京公式HPによれば、パット・メセニーロン・カーター、ジョー・ダイソンのトリオの公演は、23日(火)から28日(日)までの6日間で、その後のパット・メセニーのソロ公演は、30日(火)から2月4日(日)までとなっています。

 

 

わざわざ午後だけ有休をとって、余裕をもって出かけ、ひんやりと心地のよい青山通りを歩いて、ブルーノート東京に到着。トリオでの公演は、この日スタートで、すでに1st SHOWが終わりました。

入って間もなく、コートを預けて階下へ。ステージに近い相席のいちばん後方、私ひとり。知識がないけどこういうジャンルが好きな私には最高の位置。しかし料理は、ポテトとかシンプルで申し訳ない(笑 予算的な事情)。

シーソルトのナッツは美味でしたよ(・▽・)/←

 

開演前。

 

20時半開演で、ステージ向かって左の後方(ちょうど私たちが入ってきた方向)から、トリオの登場。拍手で迎えました。

 

本物のパット・メセニー

ロン・カータージャズ・ベース界の巨人!)が歩いている動線から

何メートルかという距離に、

私は、いるんです。

感慨無量です。

 

パット・メセニー69歳。ロン・カーター86歳。

洋楽のロック/ポップスを中心に聴いていた私も、FM情報誌にメセニー氏を見て、興味が魅かれていたものです。

また、ロン・カーターについては、1985年(あるいは翌86年)に、日本編集盤のアルバム『ザ・マン・ウィズ・ザ・ベース』がオリコンアルバムチャート1位になって、こういう洋楽のジャズのアルバムがトップになるなんてめずらしいなあと思ったものです。

そういう記憶の先に、今があって、

自分の周辺にあり、ロック系の周辺にあった音楽と向き合いたいと、最近特につよく思うようになったんです。

邦楽・洋楽・ジャンルを問わず、音楽界のレジェンド、ヒーロー。ヒロインが次々と天に召されていく中、僕が同じ時代にいた人たちの、その時時の音楽を確かめておきたいという気持ちです。

 

さて、バッハのようなヘアスタイルになって、よき音楽の象徴としてそこにあるような、メセニー氏と、しゃんとしてコントラバスと並ぶカーター氏、そしてドラムス担当のジョー・ダイソン氏による優れた演奏。

 

僕はメセニー氏の音楽をこの日までにできるだけたくさん予習して備えようとしましたが、とてもかなわなかった。それに、ライブで聴くと、アレンジされて曲を特定できないだろう。ロン・カーターディスコグラフィーも勿論、ジャズそのものにもまだまだ到底、聴いた経験が及ばない。

 

それでも、自分にとっては奇跡的ながら、その演奏自体に魅了されて、疲れたり眠くなったりということが全くありませんでした。音もさることながら、演奏の様子に惹きつけられました。ジョー・ダイソンも素晴らしい。本当に。

いま語彙力が足りないのにここまで、よくかけている私も案外すごい(笑)

 

曲目はほとんどわかりませんでしたが、約70分の演奏時間。自分にはちょうどいい時間でした。立ち上がって拍手をおくりました。

帰る時、会場内の方々が言葉を交わすのを耳にしたところでは、今回のセットリストは、いわば”スタンダード集”のようなものだったらしい。

なお、6曲目のロンカーターのソロは、SNSによると「Willow Weep For Meからの”荒城の月”」というポストも拝見しました。「荒城の月」だとしたら、聞き分けられなかったのは惜しいなあ。やはり、知っている曲でもその場の演奏でかなり趣が変わるし、それについていけるだけのジャズの耳を持っていないとな、と思うのでした。

 

1月24日午後0時27分ポスト。

昨日、#ブルーノート東京#パット・メセニーロン・カーター with ジョー・ダイソン2nd。ジャズ知識ない自分ですら、演奏は勿論、巨人ロンカーター目の前にいた感動。6曲目ロンのソロ含め計10曲ほぼスタンダード集。9曲目so whatか。encoreは、Double bassか違ってたらすみません。よい夜有難う。

Xにポストした画像。


※これポストしたのは、たぶん仕事の合間、昼休憩中でしょうね 笑

 

毎回、選曲が異なっているようです。So Whatなどは、翌日以降にも演奏されたようです、SNS見ると。

 

みなさん、私は、この後、リピーターする余裕がなくて残念ですが、どうかお元気で、よい音楽を届けに、また日本へ来てください。

 

今月末からは、メセニー氏のソロライブが続くのですが、すでに完売。

今回ほどではないですが料金は高い。

私は静観します(笑)

観に行かれる方は楽しんできてくださいね。

 

入口の右側が、PAT METHENY SOLOとある。

 

なぜか、その後今まで、頭の中に出てくるメロディは、パット・メセニーの「ブライト・サイズ・ライフ」が一番多かったりする、ysheartでした。

 

パット・メセニーのCD、ここに来るまで特に今月に入ってからは、よく聴いたが、それで間に合うものではない。

 

それでは、ひきつづき、よい休日をお過ごしください。

 

2024年長い旅 つづく