ysheartの長い旅

観戦、観劇、鑑賞をきっかけに感傷に浸る旅の記録です。

#146 ぴちゃん下北沢 ~音楽が好きでいていいんだと思えた日~

2月最初の3連休、どちらかといえば、ゆっくり過ごしています。

小澤征爾さんの訃報に意気消沈気味であり、こんな時は、家でじっと音楽を聴いているほうが落ち着きます。これも連休の過ごし方だと思っています。

 

そのようなわけで、時間もあるので、まだ書いていないイベントレポートをやっていきたいと思いますが、今回は、先月末に、仕事帰りに下北沢のライブハウスで観たオケトーの、ぴちゃんのイベントについてです。それを通して、音楽の記憶への想いを綴ります。

 

下北沢ろくでもない夜、1月31日。

 

THE ORCHESTRA TOKYO 流川乃莉子 主催

RUKAWA PRINCESS NORIKO

AFTERNOON TEA PARTY

 

2024.01.31(wed)下北沢ろくでもない夜

 

 

この会場は、昨年一度来ました。前回は座席があったが、今回はオールスタンディング。調べると、2015年5月オープンの「ろくでもない夜」、120人立てるキャパで、座れば(ライブスペースのほうだけだと50席くらいかと思ったが)70席とのこと。バーから物販できる通路へ、そして、客席、一番奥がステージと、縦に長いスペースというイメージです。今回もいっぱいでした。動けないかと思いきや、後方から、”はい通りま~す”の声がしてマネジャーさんの先導で開かれた通路を、プリンセスが通り過ぎてステージへ。オケトーの「マーメイドオーシャン」でソロイベントの幕が開けました。

 

カンパイの音頭で、私も(たしかカシスかジンジャーエールかで)みなさんもグラスを掲げました。

 

このイベントに先駆けて、ぴちゃんはXポスト上で、歌ってほしい曲のリクエストを募っていたのですが、僕は自分の選曲のセンス(アイドルに対する)に自信を喪失していたので、リクエストはしませんでした。

が、この後、いろいろな曲を聴くにつけ、自分も問題ないことが明らかになっていきます・・・

 

以下、公式にポストされたセットリストを記しておきます。帰宅後、一時的に記憶が飛んだので助かりました。結局、調べなくても記憶遡って懐かしく思い出せる曲が多くてよかったです。

なお、セトリの曲名の末尾につけた【西暦年】は、その曲が最初にリリースされた年であり、私が調べて付記したものです。

 

 

(公式によると、SEは、”LAGOON”というタイトルのようです)

 

1.マーメイドオーシャン

2.LOVEマシーンモーニング娘。【1999年】

 

MC

 

3.雪の華中島美嘉【2003年】

4.No RIP.../流川乃莉子solo ver.

5.初恋サイダーBuono!【2012年】

 

MC(クイズコーナー)

 

6.冬ソングメドレー

 ①クリスマスイブ/山下達郎【1983年~】

 ②粉雪/レミオロメン【2005年】

 ③白い恋人達桑田佳祐【2001年】

 ④DEPARTURES/globe【1996年】

 ⑤ロマンスの神様広瀬香美【1993年】

 ⑥CRAZY GONNA CRAZYTRF【1995年】

 ⑦恋人がサンタクロース松任谷由実【1980年】

 ⑧White Love/SPEED【1997年】

 ⑨ハピネス/AI【2011年】

 

MC

 

7.風ミドリ/楠ろあsolo ver.

8.WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~ /H Jungle with t【1995年】

9.桜音

 

 

こうして見ると、クリスマスの定番ソングになった山下達郎ユーミンの歌以外では、1990年代全般が中心を占めて、今世紀に入ると2010年代前半までの歌から選曲されていますね。

僕は、ここ4~5年のものが中心になると思っていたので→(o _ _)o

なんか安心しましたね。一番古い時代でも1980年まで遡れています。

 

なお、ぴちゃんがMCで明かしたところによれば、このほかリクエストがあった曲として、例えば、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」(1984)、篠原涼子「恋しさ(いとしさ)とせつなさと心強さと」(1994)などがあったようです(会場で聞いた記憶です)。

となると、全体としては、80年代~90年代前半でも行ける空気だったわけです。

 

後で、ぴちゃんのXのポストへのリプで、僕は、懐かしい曲も聴けて良かった、と書いた記憶がありますが、本当に懐かしいのは、90年代よりも80年代です。しかし、自分の感覚もまだ大丈夫だという気持ちになれた、この日のセトリでした。

 

その時代の曲が懐かしく、歌えるということは、それらの曲のメロディは勿論、当時の歌い手の歌唱の再現ができる、ということでもあります。そういうことが共有できてこそ、人は同じ時代を生きる仲間であると実感できると思うのです。

 

流川さんのオケトー初ソロイベント、1月31日。

 

ああ、そうだ。MC2回目の”クイズコーナー”ですが、このコーナーでは、ぴちゃんに関する6問のクイズが出され、僕は、2問正解でした。

正解しなかった問題の一つは、ぴちゃんのカラオケの十八番は何か、というものでしたが、これは、正解したかったですねえ。

選択肢に、モーニング娘。Buono!の曲もあったかと思いますが、さらに、肢3?はHY366日」(2008)、肢1は、小柳ゆきあなたのキスを数えましょう~You were mine~」(1999)でした。

僕はこの2曲大好きですが(どちらも思い入れがあります)、

まず、「あなたの・・」は別格で、ほぼ同時代に出た宇多田ヒカル倉木麻衣の楽曲と並んで、私的には、2000年の3大歌姫/楽曲と思っています。それだけに、正解がこの曲だったのに、その気持ちでそのまま行かずに、

HYのほうを選んでしまいまして。

もっとも、ぴちゃんがいう”十八番”というのが、とりあえず歌う曲という感じなのも、カラオケでの選曲にあたって分かる感じがします。HY「366日」は、難しいのだそうです、たしかに高音域の歌いまわしとか、一般の人はもっと大変かもしれない。

あと、お母様の洗礼名、正解できたのはうれしかったですな(←笑)

 

さて、最後はステージ上で特典会でした。

やはりここはステージ袖に入口などはないので、演者さんは、この日のように、後方から入って来る動線になるのだなと思いながら、ぴちゃんと話す時間を過ごせました。

 

プリンセスのアクスタ。

 

 

音楽が好きでいていいんだと思えた日のレポートでした。

では、

オケトーのライブ、ソロのイベント2回目、などをたのしみに、また。

 

長い旅2024 つづく